【巣を駆除したのに蜂がまだいる】戻りバチってなに!?【対策法】
スズメバチやアシナガバチの巣を駆除したのに、巣があった場所に蜂が戻ってきて止まっているということありませんか?
蜂の巣があった場所に戻ってくる蜂のことを「戻りバチ」といいます。
駆除の際に取り逃がした蜂・出かけていた蜂・引っ越しをしている最中の蜂が巣があった場所を飛び回っている状態のことです。
ハチにも帰巣本能がありますので、巣を駆除しても完璧に蜂がいなくなるとは限りません。
戻りバチの写真
こちらは以前駆除した現場の写真です。
駆除後にすぐ戻りバチが来ていましたので網で駆除することが出来たのですが、あとから帰ってきた戻り蜂もいたかもしれません。
駆除前▼
駆除後▼
赤マルの中を見てください。
2匹の戻りバチがいるのがわかります。
この蜂たちは外に出かけていたのでしょう。
帰ってきたら巣がなくなっているのでとりあえず天井に止まっている・・・
といったところでしょうか。
巣を失った蜂はどうなる!?
蜂の巣の駆除後、戻りバチが辺りを飛び回ることがありますが1~2週間もすれば死んでしまいます。
ただ、蜂の巣界のトップ「女王蜂」が外出中だった場合、また巣を作られる可能性があります。
6月以降に蜂の巣を駆除すれば、女王蜂はほとんど巣の中で産卵しているので駆除できると思います。
(蜂の巣は日に日に大きくなっていくので、3~5月の初期のうちに駆除したほうがいいともいわれています)
女王蜂は他の蜂と比べると、一回り身体が大きいので一目でわかります。
戻りバチの危険性は!?
2週間程度で寿命を迎えてしまうとはいえ戻りバチを放置していても大丈夫なんでしょうか?
戻りバチは巣がなくなっていることにパニックを起こしているので攻撃性が高いんです。
近づいて刺激しないようにしましょう。
1・2匹であれば殺虫剤で駆除してもかまいませんが気を付けて行いましょう。
戻りバチの対策法とは!?
蜂の巣を駆除したあとに蜂が嫌がる「ピレスロイド系」の薬剤を散布するのが効果的です。
巣を駆除するだけではなく、巣があった場所にも薬剤を塗るんですね。
雨・風で効果が薄れることもありますので何度が吹きかけるようにしましょう。
蜂の巣を駆除したあとの死骸に別の蜂が寄ってくることがあるので、落ちている死骸はほうきなどできちんと処理するようにしましょう。
戻りバチで悩みたくない方は、蜂の巣駆除に最も適した時間・天候を選ぶといいと思います。
↓詳しくはこちらをご覧ください。蜂の巣駆除にベストなタイミングが書いてあります。
まとめ
蜂の巣を業者に依頼した場合、駆除後に薬剤散布をし、戻りバチ対策として再発保証がついていることも多いようです。
せっかく駆除するなら、戻りバチ対策も含めて駆除したほうがいいでしょう。
そして、駆除したあと飛んでいる蜂が少しなら慌てないで蜂がいなくなるのを待ちましょう。
いなくなったら死骸が落ちていないか確認し綺麗に掃除も忘れないようにしましょう。
同じ場所に新しく巣を作られていたり、飛んでいる数が多すぎる場合は蜂駆除専門業者に依頼したほうがいいでしょう。
いずれにしても蜂に刺されないように気を付けてくださいね。