【スズメバチに刺された】蜂駆除業者が症状と経過を体験談にしました【ハチに刺されたらどうなる?】
ハチの緊急駆け付け隊では蜂駆除を専門に過去何万件も駆除してきていますが、ベテランのスタッフでも「絶対に刺されない」という確証はありません。
蜂に刺されてしまったことも・・・。
ハチに刺された時の対処法はインターネットで調べればたくさん出てくるのですが、体験談はあんまり出てこないですよね。
過去の駆除経験の中から刺されてしまったという体験談をブログに書きます。
スズメバチに刺されてしまったらどうなるのか、また刺されてしまった方はこの体験談を少しでも参考にしてください。
刺された蜂の種類は!?
スズメバチ科の中でも最も気性が荒いことで知られるキイロスズメバチです。
社歴の長いベテランスタッフでも現場でキイロスズメバチの巣があった時は特に警戒して作業に臨みます。
毒性も強く、集団で襲ってくることもある超危険なハチです。
刺された時の状況
私がまだ見習いだった頃、先輩社員とある戸建て物件に訪れた時の話です。
屋根裏にキイロスズメバチが巣を作っており、屋根裏の隙間がこれだけしかなくて人が通れないような状況でした。
(奥に蜂の巣があるのがわかります)
さらに足場も悪く、不安定な状況の中でまずは蜂が嫌がる薬剤を散布していたところでした。
巣から蜂が飛び出してきた瞬間「いたっ!!」と気づいた時には、蜂駆除用の防護服と長靴の隙間を通り抜け蜂が侵入して足を刺されました。
刺されてから10分後には毒が体内を回り、猛烈な吐き気が襲ってきました。
ここで私は一緒にきていた作業員に現場を任せ、車に帰りました。
10回以上嘔吐を繰り返し、最後の方は血を吐いていました。
痙攣と脱水症状を起こし持っていたスポーツドリンクを2リットル飲みました。
身体がだるく寒気もしてきて動けなくなり、2時間ほど横になってから近くの総合病院に運ばれました。
意識朦朧の中、病院で点滴をし刺された場所の処置もしてくれていました。(飲み薬と塗り薬を出されましたが意識が薄くよく覚えていません)
時間が遅かったこともあり先生から入院を進められました。(お年を召している方は確実に入院になると思います)
その日家に帰ることはできたのですが、筋肉が収縮し、顔中が腫れ顔の見た目が変わっていました。
(冗談抜きで30年、年をとったような顔になっていました。肌質もかなり変わっていたので蕁麻疹も出ていた・・・!?)
傷口と顔の腫れが引くまで1週間程度かかったでしょうか・・・。
2日間は現場に出ず安静にしていました。
スズメバチに刺されると翌日の仕事はいけないと思っていいでしょう。
幸いにも跡は残っていないですし、後遺症もありません。
しかし一度刺されたことにより、次刺されるとアナフィラキシーショックにより死に至ることもあるので気を付けなければなりません。
まとめ
ここまで体験談を書きましたがハチに刺されると痛いのですが、それよりも刺されたあとがかなりきついです。
蜂に刺されるとまず、消化器症状に異常が出るのでお年寄りの方が刺されたら本当に危険です。
救急車を呼んでください。そして年齢に関係なく早く病院に行くようにしましょう。
一番は蜂や巣を見つけたら「近づかない・覗き込まない・早めに駆除する」これが大事です。
私も蜂に刺されてからは防護服を着た後も慎重にチェックを行い、万全な態勢で現場に臨むようにしています。
危険な蜂の巣は自分で駆除しようとせず、蜂駆除業者におまかせください。